生き方モデル

前進する前に大事なこと

 このブログでは天や神という概念をメタファーとしてとらえつつ、一方で人間にとってそれはリアルに感じられるものでもあるとしてきた。リアルに感じる人には素直な人が多い。そして「素直である」ということが豊かな人生にとってとても大切であることも書いてきたが、それは素直な人ほど、自分が生きているだけでも、天や神の愛を感じることが多いからである。自分が生かされているということが単に頭や知識ではなくアウェアネス(気づき)として日常生活において実感できるということである。以前に「それは時に不思議でディープな感覚である」と書いた。

 実際には、その実感レベルには「なんとなく」から「はっきりと」までさまざまな程度があるがほとんどの人はそのような感覚が持てなくなっているのが実情ではないかと思う。そして、メタファーとしての天や神から自分がリアルに「愛されている」という感覚を得られなくなっている人は次のようなことが原因であることが多い。

1)人生は自分の努力・自分の才能で切り開くことがよいと思ってきた
2)教育で間違ったものを教えられ自分の中に取り込んでしまった
3)心に傷があって、素直に受け取れない
4)知識や思考の奴隷(頭の良い人ほど知識や思考の奴隷になりやすい)
5)人の目を気にする(他の人から良く思われたい)
6)  宗教的な偽物に惑わされてしまっている
7) 共依存の人間関係(コントロールの病い、「他人に必要とされる」ことを必要とする)
8) 大衆心理に染まりやすい
 人がいったんこうなると自分でそれに気づくことが難しいか、あるいは気づいてもどうしていいかわからない場合が多い。そして上記のことはいわゆる私たちの周りや世間そして社会に非常に多く観察されることが多いことがわかっていただけるだろう。
 これらは最初に作られた元の状態が何かに置き換わってしまったがゆえに起きることである。つまり純粋な意味での自然体がわからなくなっている状態である。そしてさらには間違った自然体を正しい自然体だと思いこんでいる状態である。これが人間の混乱である。ゆえに私たちは正しいマインドの状態を取り戻す必要がある。
 それはある人にとってはとても難しく、ある人にとってはとても簡単である。しかしどんな人にあってもそれを簡単にしていくことは出来る。そのために大事なことは、まずはじめに「いつも喜んでいる」ということである。これは人間にとって感謝するということのそもそもの原型である。そして第二に「言い訳をしないように心がける」ということである。言い訳はいつも人間にとって自己中心の原型となりやすい。第三に自分の自己中心的な生き方によってうまくいかなっている「人間関係が良い方向に向うように心がける」ということである。これは自己責任感の原型である。まずはこの三つを意識してみることだ。というよりこのことが出来ないままいくら何を学んでもそれは純粋な自然体には戻りにくく、いずれ自己矛盾を抱えざるをえなくなると思っておいたほうがよい。この基本の三つはとても大切である。最初は無理せず頑張らず、ただ意識しておくだけでよい。