生き方モデル

新しい時代へ

 今月はサナーレの研修会で話をしました。テーマは新しい時代(令和)の精神医療についてです。聞く人の中にはわかったようなわからないような、簡単そうだけど難しいような、といった顔をしている人も多かったですね。

 日ごろから、私が何を目指そうとしているのか?について興味や関心をもっている人にはわかりやすいことだったと思います。平成の時代に「癒し」ということをテーマに歩んできた病院が、今後、令和の時代にどう進んでいくのか?というシンプルなことを示しました。

 ただし、これも何も目新しいことを言っているのではありません。

 そもそも、サナーレの外来には「癒しとよりよい人生を実現する医療を提供し、全体的人間性の回復に貢献します」という理念が掲げてあります。

 いよいよ、この後半部分の実現に進もうということなのです。

 別の言い方をすれば、精神医療とは医療制度としてのただプラットホームであり、その土台の上に、「どんなすばらしい家を建てていこうか」ということであり、その家とは、「患者さんたちが、医療モデルにとらわれず、疾病や障害を克服して、人として成長していくことで、いつの日か、患者同士で助け合ったり、教えあったり、導きあったり、励ましあったりし、そして患者たちの笑顔がいつも溢れていくような、そんな時代を目指していきたい」ということなのです。

 それこそが、精神医療に与えられている「使命」だと考えていますし、このような方向(目的)を目指すことが、天の願いだと感じています。

 そして、天の願いの中で本質的な部分で言えば、「共存共栄」です。

 病気をした人もそうでない人も、障害がある人もそうでない人も、共に豊かに暮らす社会を作っていく・・・そう、サナーレはそんなことを目指しているのです。今後ともよろしくお願いします。