
「一頭のライオンに率いられた羊の群は、一匹の羊に率いられたライオンの群に勝る」
これは、リーダーの重要性を説いたことわざであるが、実際にリーダーによってパフォーマンスは大きく変わっていく。もちろん、たった一人のチームメンバーが圧倒的なパフォーマンスを上げるケースもあるがむしろ稀であり、基本的に、目的はチーム全体で成し遂げるものである。
いくら一人ひとりが優秀でも、チームワークができてなければパフォーマンスは低くなる。あるいはアップダウンの繰り返しである。しかし、たとえ、一人ひとりが、それほど優秀でなくても、リーダーが高い視点を持って突破口を開きチームワークを作り上げ、皆でそれを拡大すればパフォーマンスは高くなる。それはある意味で自然の摂理である(各種動物の群れを見ればそれがよくわかる)。今の日本、大企業も中小企業も、その自然なことが出来ない組織が多くなっている。
羊のリーダーが、有能だが吠えるライオンを部下に抱え、自らはそれを恐れることで動けなくなるような場合、一時的に成功しているかのように見えても、いずれ豊かさや成功から遠ざかり貧困を招くことになる、今は変革の時代であり、そのような時代は「拡大しないと衰退する」ことを知る必要がある。これは規模(大きさ)のことを指しているではない。そのチームの「目的(使命)を拡大」できなければ衰退するということである。リーダーにとって現状維持(昨日までと似たような視点、似たような思考、似たような行動、似たような態度、似たような自分)は自らのチームにとって破壊的となりうる時代である。
また、頭の良い真面目な人ほど羊になりやすい。ある分野でプレイヤーとして優秀でも、リーダーとして優秀ではないことが多い。頭の良い真面目な人ほど、一人で仕事をしようとしたり、一人でする仕事に慣れてしまっていると他人にモノを頼むことに「申し訳ない」と感じることも多いからである。ずうずうしいくらいに他人にモノを頼める人ほど、チームのリーダーになる要素がある。
さらに、真面目な羊のリーダーに限って、他人の「ネガティブマインド」に感染しやすい。「良い人」は困っている人の愚痴を聞いてあげることが多くなり、愚痴を聞いてあげることで自分はリーダーとしてちゃんと仕事をしていると勘違いしていくが、実は結果として、聴いてあげることで現状維持(原状回復)を目指しているに過ぎない。そしてそもそもネガティブな人は共感を無意識に求める傾向があり、真面目な人は共感しやすいため、ネガティブマインドに引き込まれ動けなることが多くなるというわけである。本人は善意で(良いと思って)やっているが、それが成功への足を引っ張っているのである。
コメントを投稿するにはログインしてください。