生き方モデル

惑わされずに生きる

 以前の投稿で「心の内側から始める」という話をしました。そこで今日は、自分の心の動きをよく観察してみましょう。

 そのことに慣れてくると、何かについて判断や決断するとき、正しいこと(良いこと)と間違ったこと(悪いこと)の間でいつも綱引きが行なわれているのが見えるようになっていくはずです。

 認めたくない人も多いでしょうが、私たちの心の中には「間違った考えや悪い思い」が住み着いています。綱引きで悪が勝つと、誘惑に負けて間違った方や悪い方を選んでしまうのです。よく「嘘は泥棒の始まり」ともいいます。ちょっと極端ですが最初はそのようなちょっとの誘惑に、自分の心が引っ張られてしまうことから始まります。

・やるべきこと、伝えるべきことがあるのに先延ばしにしてしまう。

・逆に、やるべきでないとわかっているのに、やってしまう。

・単純な例では、ダイエット中なのにスウィーツを食べてしまう。医者に止められているのにお酒を飲んでしまう。

・ニュースでもたくさん目にする例では、つい食品偽装してしまう。公職にあるのに賄賂を受け取ってしまう、文書を改ざんしてしまう。国の重大機密をもらしてしまう。等々

 私は以前の講演会で、「私を災いから遠ざけ(誘惑に会わず)、苦しむことがないようにしてください(悪から救ってください)」と祈るのが良いと伝えたのはそのためでもあります。

 実際に現代社会、つまりこの世の中は、天国のような環境には程遠く、すでにたくさんの間違った常識や悪が氾濫しています。

 多くの場合、自分もその影響を知らず知らずに受け、自分の心にも悪の根が入り込んで、じっとひそんでいると思っておいた方がよいのです。

 私たち人間を惑わすもの、そういう目に見えない影響を受けている自分の心を、自分で気づけなくても天はすべて見て知っています。

 「私はどこを直せばいいのですか?」と天に聞いてみるのが良いです。そのような感性が身につくと、そのうちにそのヒントがわかるようになるでしょう。そして自分が良い方向に変化していくのに気づくでしょう。