生き方モデル

未来を先取りする

 多くの人は、的外れな考え方、生き方をしてしまい豊かになれません。豊かさの反対は貧困ですが、健康という領域について言えば、その貧困が病気だといっても過言ではありません。
 的外れにはいろいろありますが、何がどう的外れなのか、ほとんどの人が本来の考え方と逆のことをして(考えて)しまい、うまくいかなくなっています。それはどんなことでしょうか?

 たとえば、今回は多くの人が苦手な貯金を例にとってみましょう。

 貯金が下手な人(金欠病という病気?)は、毎月の収入があると、家賃や食費や光熱費や娯楽費など、まずは生活と楽しみのためにお金を使い、その後お金が余ったら貯金しようと考えます。

 しかし余ることはほとんどなく貯金は増えないのです。さらにいうと、貯金がないと、今度はほしいものをカードで買ってしまいます。そして貯金するのがますます難しくなっていきます。

 これが、いわゆる「悪循環」です。

 貯金が上手な人は、収入が入ったらまず、たとえ最初は少額でも、自分で決めた額を貯金します。そして、収入から貯金を引いた差額で生活するのです。

 こうするとこまかく予算を決めなくても、その範囲で生活するだけで、お金は自然に貯まっていきます。なにより、効率よく暮らす知恵が与えられます。自分にとって大切なものとそうでないものを考えるようになり、それらを見分ける目もついていきます。これは「先取り貯蓄」という考え方であり、貯蓄が上手な人は例外なく実行しています。

 これと同じことは人生のあらゆる領域で言えるものです。

 あなたが何か困難やトラブルを抱えているとして、その問題が解決したら、結果が出たら天に感謝しようというのは、実は効果的ではありません。

 貯蓄と同じように「先取り」がポイントなのです。

 困難やトラブルのただ中で「いずれ、この状況から助け出されることに感謝します!」と先に感謝しておくのです。

 すると、どこかのタイミングで物事が良い方に回り始めるサインに気づきます。自分の視点も変わってきます。そして、不思議なことに解決のヒントや知恵も与えられるのです。

 問題そのものに囚われて、それを見つめ過ぎ、必死にもがいていた時は、決して動かせない巨大な岩や壁のように見えていたのが、目の前にそれを簡単にクリアできる空間があることに気づけるようになるのです。

 みなさんも、未来の「先取り」やってみませんか?