生き方モデル

自然体で生きる

 豊かさや自由という生き方に進むための CAST モデルで言うところの精神性、それが Holing(ホーリング)でNatural(ナチュラル)であるということ、先にジュリアン・ジェインズ論で書いた表現で言えば、自意識のみに偏らずアウェアネスに(気づきを大切に)神々(天)とともに生きる(宗教ではありません)ということは、具体的にはどのようなことを言うのだろうか?
 それにとってまず最初に必要なことを一番シンプルに表現すると「自然体で生きる」ということなのです。そしてそれは「この世の何ものからも支配されない」ということです。しかし、ほとんどの人は、気づかないうちに下記のように自然体で生きれなくなっています。自分が自然体で生きれなくなっていることにも気づいていない人が多いのですが、それに気づくには下記のようなテーマで考えてみれば簡単です。

 何を恐れているか(傷つくことをおそれてしまう)
 何に流されているか(流行や他人の意見に流されてしまう)
 何に依存しているか(薬やお酒、宗教に依存してしまう)
 何に縛られているか(過去の経験や心的外傷、世間の常識にしばられてしまう)
 何に支配されているか(お金やお金を稼ぐことに支配されてしまう)
 何によって素直さを阻害されているか(プライドのせいで素直さを阻害されてしまう)

 その他にも、悲しみやねたみなどの悪い感情や欲などによって自然体でいられなくなっている人もいます。これらはみな自分の本来の姿に気づいていない状態です。本来、あなたは、最初から自由で解放されています。今まで、その事実がヴェールで覆われていたかもしれませんが、本来、自由なのです。本来、言語や自意識を持たず右脳の信仰的な気づきや導きにのみ従って生きていた古代の人間たちも、そのような信仰的メッセージ以外の何ものからも支配される必要などなかったのです。

 これは現代人においては、自分も霊的人間性を持っている(「自分が何か意味や目的をもって生かされているような気がする」「ばくぜんとありがたいと感じることがある」「何かに祈りたくなる時がある」「自然の摂理に感動や畏敬の念を感じことがある」「偶然起きたことのなかに何か価値ある意味を見つけることがある」「出来ないと思っていた願いが実現しまったことがある」などなど)にもかかわらず、それらの感性を活かすことよりも、自意識に従って生きる生き方に傾きすぎてしまっている、バランスを崩してしまっている、そして、その結果混乱の中に迷い込んでしまっていることを意味するのです。自分の自意識が自分を支配してしまったがゆえに迷走しているとも言えるのです。
 あなたは、別の誰かである(になる)必要はないのです。あなたのままでいいのです。いえあなたのままが一番なのです。ただし、よく自然体でというと今のあるがままでいいと言う人がいますが、すこし違っていて、今何かに支配された状態なのであれば、そのあるがままでいいはずはありません。つまり、先に例示したような何にも支配されない自由な存在という意味の、本来のあるがままに「戻る」必要があるということなのです。それが「自由になる」ということでもあります。
 何も怖がらないでください。何も欲ばらないでください。完璧を求めないでください。完璧なものなどそもそもこの世にありません。また、偽物の惑わしに気をつけてください。この世はいろんな領域で本物と偽物が混在しています。
 ただ、まず、日々の日常のなかで偶然やあたりまえのように思えることの中にも、自分が生かされていること(それを意味する事柄やサイン)への気づきを持つことから始めましょう。