生き方モデル

信じることについて

 例えば津波が、ある夫婦と3人の子供の5人家族を襲い、そして、かろうじて母親と一番下の生後6ヶ月の子供だけが助かったとします。

 ある人から見れば、試練とは偶然生き残った者に、辛い悲しみと苦しみだけを引き起こすものに見えるでしょう。しかし、ある人から見れば、津波は確かにその家族に試練となったけれども、その母と乳飲み子2人だけは救われたとも見れます。そしてそこには意味があり、生き残った者がどう生きていいくか?ということが大切になります。
 しかし、その母親が「私は神様に救われたからきっと大丈夫と信じる」となってしまい、次の試練でも安易に考えていると、警告にも避難せず、災害にあってしまうこともあります。

 つまり、「信じる」というだけでは、むしろ危険なことでもあるのです。妄信になりやすい、今日はそんな話です。

 さて、「自分を信じることが大切」だと、よく言われます。たとえば、「①自分が立派な人間になれると信じる」「②自分の才能や可能性を信じて頑張る」「③自分の使命を信じて頑張る」・・・等。

 普通にこれを聞いて特段の違和感がない人が多いと思いますが、この3つとも根本的に問題をはらんでいます。

 なぜなら、「何かを信じて頑張る」というのは自己中心なマインドであり、宗教的であり、一番大切な基本部分を理解していないからです。宗教という言葉は、本来は良いもの・悪いものということではなく、ニュートラルな言葉ですが、一般的に使われている宗教の概念は、基本的に危険です。「宗教」の危険性は以前にも取り上げましたが、ここでは、信じることについての問題点を解説します。

 つまり、「信じる」というレベルは、まだ、実は分かっていない、理解してないレベル、体感してないレベルということです。ちゃんと理解していれば信じる必要などありません。

たとえば、

・自分が、天(神)から愛されていることをちゃんと理解している
・自分には、大事な使命が与えられていることを理解している
・自分には、才能が与えられていることを理解している

というのがコーチングで学ぶ最も基本の部分です。

 何かを信じて頑張るという状態は、自分は価値が無いから這い上がろうと自分の意志で、無理して信じて頑張るという状態です。

 これは自分の力に依存するので、自己中心になりやすく、限界が訪れるのも意外に早く、これがこの世の中の多くの人が「真の豊かさ」、病気になった人で言えば「真の回復」、そして、最終的には人生での「真の成功」から遠ざかる要因でもあります。

 したがって、✕「信じて頑張る」ではなく、◯「信頼する、理解(体感)する」という感覚が正しいスタンスになります。

 さて、昨年は「真の豊かさ」について、まちさな一周年で講演しました。今年は、「真の回復とはなにか?」「回復の本質とは?」について講演会を行う予定です。日時が決まりましたらお知らせします。よろしくお願いします。