生き方モデル

回復しつづけるために

 私のもとには、毎日たくさんの患者さんが訪れます。現代の精神医療の制度や仕組みは、本来のあり方から見てとても底が浅く、人々を真の回復に導くにははなはだ不十分なものでしかないと思います。
 それは単に症状への「手当て」をしているに過ぎず、本当の回復を実現するには大事なものが欠けているのです。

 投薬やカウンセリングで手当てをすれば、多くの人々は、一見回復したかのような状態になり、ある程度の立ち直りを見せます。しかし、一番大事なことは、そこで回復の歩みを止めることなく、そこから「回復し続ける」ことが出来るかということです。今日はそんなお話です。

 さて、多くの人は回復し続けることが出来ずに「逆戻り」を経験します。良かったり悪かったりを繰り返してしまうのです。

 それは次のようなパターンで生じます。

1、自己満足 →短期間で回復できたことに安心してしまう。「まだ完全じゃないけどもう助けは必要ないかもしれない」と思ってしまうことです。

2、錯覚 →結局のところ、自分はそんなにひどくはないのかも(病気じゃなかったのかも)とかつての苦しかった体験の意味を軽視してしまいます。

3、妥協 →多少問題は合っても、こんな感じでいいや、あるいはかつての自分でいいや、あるいは再発のリスクがわかっていても「その時はその時でしょうがない」と以前の生き方や環境に身を置くようになります。

 そしてこの背景にあるのは、次のような心理です。

1、自分の意志の力に頼ろうとする
2、何の助けもなしに回復しようとする
3、真の回復の原則を知らない、無視する、聞いてもわからない
4、高慢になってしまう

 それを防ぐには何が必要なのでしょうか? それは生き方の修復であり、人としての成長のプロセスでもあります。その秘訣は? 

 もったいぶった言い方になりますが、今年の投稿はこれが最後になり、この「答え」は、来年、「まちさな」で山の天一郎セミナー!を開催しますので、その時にたっぷりお話することにしましょう。まだ日時は未定ですが楽しみにしていて下さい。
 ではみなさん、今年もこのブログを読んでいただいて本当に有難うございます。とても感謝しています。来年もよろしくお願いします。もしよろしければ時間がある時など、過去の記事も読み返しておいてもらえたらうれしいです(笑)。