生き方モデル

思考力の訓練

 このサイトではこれまでマインドセットの大切さについて繰り返し説明してきました。マインドセットの差は人間のいろんな領域に影響しているのです。たとえば思考力や行動力、決断力、主体性、寛容さ、自信や謙虚さ、愛と熱意、素直さ、賢明さ、計画性、自己責任感などなど他にもあるのですが、今回は思考力について、ちょっとリラックスしてゲームをしてみましょう。

 昔からよく企業研修などで使う有名なワークですが、やったことがあるという方も、下の正解を読まずに質問をやってみてください。

□ 質問

 あなたの乗った宇宙船が、月面に緊急着陸しました。母船は、月面上の距離で約300キロ離れています。乗ってきた宇宙船は壊れたので、月面を自力で進むしかありません。母船にたどりつかないかぎり、確実に死が待っていますが、、、、

 宇宙船の中にあるもので、使えそうなのは次の15品目だけです。この15品目の中で、もっとも生存に必要なものは何でしょうか。何が重要かを冷静に判断すれば、あなたは無事に母船にたどりつけるかもしれません。

 重要なものから順に、1、2、3・・・・・14、15と優先順位をつけてください。

□ 品目

・マッチ箱
・宇宙食
・長さ20mのナイロン製ロープ
・パラシュート
・ソーラー発電の携帯ヒーター
・45口径のピストル2挺
・粉ミルク1ケース
・酸素ボンベ2本
・月面用星座表
・自動的にふくらむ救命ボート
・磁気コンパス
・20リットルの水
・照明弾
・注射器入り救急箱
・ソーラー発電FM送受信機

 この問題はある社会心理学者が行った実験であり、NASAの正解との誤差が少ないほど「優秀」ということになります。

 NASAの正解と、あなたの回答の誤差(各項目の順位の数字それぞれの正解との差)を出して誤差を総合計してください。

□ NASAの正解

  1. 酸素ボンベ2本→生存に一番必要なもの
  2. 20リットルの水→酸素に次いで、生存に必要なもの
  3. 月面用星座表→現在地を確かめるのに欠かせない
  4. 宇宙食→エネルギー補給に有効な手段
  5. ソーラー発電FM送受信機→現在地を確かめるのに欠かせない
  6. 長さ20mのナイロン製ロープ→崖の高さを測ったり、けが人を運ぶのに役立つ
  7. 注射器入り救急箱→宇宙服の特殊孔からビタミン剤や薬を注入できる
  8. パラシュート→太陽光を遮断するのに役立つ
  9. 自動的にふくらむ救命ボート→炭酸ガスボンベが推進力として使えるかもしれない
    10.照明弾→母船が見えたとき、遭難信号を送れる
    11.45口径のピストル2挺→発射の反動で少し前進できるかもしれない
    12.粉ミルク1ケース→宇宙食よりかさばる
    13.ソーラー発電の携帯ヒーター→日陰でない限り必要ない
    14.磁気コンパス→月面は磁気がないので役に立たない
    15.マッチ箱→月には酸素がないから、何の役にも立たない

【誤差の合計】

0〜25  最優秀
26〜32 優秀
33〜45 良
46〜55 可
56〜70 不可
71〜   まじめに取り組みましょう

 さていかがだったでしょうか?

 何の役にも立たないマッチ箱がなぜあるのか? この順位が本当に正しいのか? 母船ではどの程度の救助をしてくれるのか? 突っ込みどころは沢山ありますが無視してください。

 企業がこのテストを行う目的は、個人テスト後、採点する前にグループで協議することも行うことで個人の結果よりも、グループ協議で知恵を出し合う方の結果がよくなれば、「みんなで話し合うのは意義のあることだ」と、参加者に認識してもらうためでした。

 通常、問題解決や危機管理、ヒヤリハット対策は一人で考えるより皆で考えた方が、良い成績となるのでチームワークが大切な会社の企業研修として使われています。

 さてこのワークは、チームワークが大切ということ以外に「頭を使う訓練」としても有効です。

・現在持っている資源で何ができるかを考える
・重要さの優先順位を考える
・違う用途に活用できないか考える
・邪魔になる資産は、あえて捨てる覚悟をする

 このような視点で頭を使うことはとても大切です。

 多くの人は、頭を使わないことに慣れていて、思考停止状態のまま、パターン化された習慣に沿って働いたり生活していることが多く、いざ何か知恵を出そうとしても考えることができなくなっている場合が多いからです。

PS)12月よりコーチング・コンテンツもモニター期間が終了し、次のステップに進もうと思います。「コーチングについて」というトピックに新たに「コーチング・ガイダンス」を追加しました。