生き方モデル

基本は20の要素

 先日、使命経営は「新しい常識を作り出し、社会を永続的に良い方向に変革していく」ことだと書きました。しかし、いくら使命だけ立派でも、基本がしっかり身についていないとうまく進めません。チームの一人ひとりが下記20の要素を身につけていくことで、その実現可能性は高まります。

 新しい常識を作り出すという作業は、逆に言えば、古い常識との戦いでもあります。そして戦いだということは、基本が身につかない人、教えてもわからない人は戦線離脱となります。

 下記は使命に向かって歩んでいける人が身につける必要がある要素です。これらは2~3個持っていればいいというものではありません。すべてを身につけておく必要があるのです。それらを見ていきましょう。

 さて、下記の項目すべてを身につけるのは大変じゃないかと思う人もいるでしょう。あるいはもうほとんど持っている人もいるでしょう。しかし、今、持っていなくても意識すれば持てるようになります。全部を意識するのは大変だと思う人には、時々、時間が空いたときなど、繰り返し読んでおくことをおすすめします。

 一つ一つはとてもシンプルなものばかりです。上にある本日の写真ではありませんが、毎日の調味料やスパイスだと思って、自分のマインド・セットにたっぷりふりかけて一日をスタートしてみて下さい。だんだん、あなたに染み込んでいくでしょう。

1)バランス感覚がある
 成功はバランスの中にあります。何に対処するにもバランスが大切です。慎重さと大胆さ、自信と謙遜、右か左かではなくバランスを取ること。

2)素直
 人から言われたことは、いったん素直に聞き入れることは大切です。素直な人は伸びます。素直さは柔軟性にもつながります。

3)誠実・信頼できる
 誠実さは、仕事を依頼される上で、大切な要素です。どんなに才能・能力・知恵があっても誠実でない人は危険ですし、そういう人がチームにいるとリスクになります。

4)小さいことに忠実
 誠実と似ていますが、小さいことに忠実な人は大きなものを任されます。小さいことに手を抜く人には大きな仕事・大事な仕事は任されません。「神は細部に宿る」という表現がありますが、プロの仕事は細部を見ると分かります。プロは小さいことに手を抜かないので、小さいことに手を抜く人は仕事のプロではありません。

5)今、目の前のことに使命感が持てる
 使命感を持ってやることで、パフォーマンスが良くなり、また、本人の意識も高くなり、仕事は楽しくなります。

6)人の嫌がる仕事ができる
 誰も見ていなくても、人が嫌がるような難しい仕事・面倒な仕事・単純な仕事をすることは大切です。人が嫌がる仕事の中に成長のチャンスがあります。その経験がその人の仕事の深みになります。その人の生き方の品格などが現れるところです。

7)自分のやること、やってはいけない事を理解している
 仕事での「役割」「権限」を知り、権限を守ることは大切です。適切な「態度」「時間の使い方」「言葉使い」「習慣」を理解し、守ることになります。

8)全体を見ながら自分の仕事ができる
 自分の仕事だけではなく、周りの人の仕事も知る必要があります。仕事はチームでしているので、他の人の仕事と自分の仕事はつながっているからです。

9)誰かになろうとしない
 自分に与えられている才能・能力を活用することが大切です。人と比べずに自分はユニークな存在と理解すること。

10)サーバントリーダーとなる
 トップから新入社員まで全員がサーバントリーダーになると、その組織は大きく伸びます。それはつまりメンバー全員がナンバー2になることと同じだからです。

11)創造的な仕事
 自分しかできない、気づかないこと、創造的な仕事をするように心がけることが大切です。常識を疑うことも創造を促します。

12)ビジョンがある
 将来こうなるという目標を持つことは大切です。「幻(ビジョン)のない民は滅びる」という言葉があるくらいです。

13)調整能力がある
 仕事で何かをする上でも、相反する立場の人がいるので、それを調整する能力は大切です。

14)知恵を活用できる
 天から与えられた知恵を活用することで、差別化ができます。ある時には、圧倒的な差別化になります。

15)頭を使う
 頭を使うことで、本質を見抜くことができ、指示を受けなくても自分で適切な判断ができます。頭を使うとは、次の視点を常に持つということです。
・なぜ、これをやるのか
・なぜ、こうなっているのか

16)タイミングが見える
 高い視点を持ち、チャンスがきたら掴みます。 タイミングを大切にするということです。時々くるチャンスを確実につかむことが飛躍につながります。

17)変化を楽しみ、新しいものも取り込む
 一般的には人は変化すること、新しいものは恐怖でしょう。しかし、伝統や慣習の良さを理解した上で、変化や新しいものを取り込んでいくことが大切です。恐れないことです。

18)危機管理能力が高い
 パニックにならずに、冷静にトラブルに対処すること。事前に問題が発生しないような、大きくならないような工夫ができる能力は大切です。

19)実行力がある
 すぐにやること。多くの場合、最初の一歩が踏み出せないことが一番の問題です。

20) 休む時は休む、止まるべき時は止まる
 オン・オフのうまさは切り替えのうまさです。身軽だということです。臨機応変な判断力はここから生まれます。