
人助けと聞いて、多くの人はそれは大事なことであり、良いことと思うだろう。たしかに人助けは良いことだし、これ自体を否定することはできない。しかし、実は人助けをすることで(それがいくら良いことでも)、自分の使命や役割から外れて的外れになったり、成功できる道を閉ざされていくことがある。
人にはいろいろな役割や使命があるが、それぞれで落とし穴に落ちやすい人助けというものがある。今回は、その中から、これから新しいことを始めようとする時、人助けが悪い人助けになる一例をあげてみよう。
世の中に突破口を開ける役割をもっているタイプの人の人助け
このタイプの人は、世の中に良い突破口を開けることが使命である。混乱を取り除くことも、突破口を開けることの一つである。突破口を開けている時は戦場にいる状況でもある。前から弾丸が飛んでくるのである。しかし、このタイプは突破口を開けるのが役割なので、突破口を開けるために直進している時には弾丸には当たりにくい。また、たとえ当たっても、それを感じなかったりすぐに治癒してしまう。
このタイプの人が、その使命に基づき、突破口を開ける時には天からのプロテクトがあるからである。自分の力で自己中心的に突破口を、こじ開けるのではなく、天とともに歩むことで守りがあるということだ。
ところが、突破口を開けるような戦場では、横や後ろで人が倒れていること、倒れそうになっていることも多い。突破口を開けるタイプの人がそのために行動しようとする時、倒れている人、倒れそうな人を助けてはいけない。それらの人を助けようと自分が横をや後ろを向くと自分も撃たれて倒れてしまうからである。自分の使命・役割から外れるとプロテクトが外れてしまう。そこは、助ける使命の「衛生兵(の役割の人)」に任せることが大切である。突破口を開けるタイプの役割は突破口を空けることであり、人助けは他の人の役割である。
このタイプの人が時として突破口を開けさせないように「あなたの使命は人助け」と吹き込まれてしまうこともある。そうすると本来、突破口を空けることで多くの人が助かるが少数の人たちの人助けに時間を割かれ自爆してしまう。一人を助けることに時間を使っていることで多くの人を助けることができなくなるのである。これが「悪い人助け」なのである。
使命に進むとは、様々な邪魔や攻撃や反発を受けやすいことをやっていくことでもあり、だから戦場に例えられるのです。
たとえば医療関係の人は、人助けが自分の使命・役割だと教育されているので、それしか頭になく働いてきた人ほど、医療以外の新しい事業をさせると自分の能力が出せなくなる人も多い。日本の医療がなかなか自分たちだけでは変わりにくい(突破口を開けれない)のはこういう背景がある。
コメントを投稿するにはログインしてください。