
当院の新患に若い人、特に児童思春期の人が多いことは以前にも書きましたが、診療でいつも感じるのが、学校教育現場の問題点です。いわゆる発達障害という「診断の流行」です。それはどんなことでしょうか?
一番の問題はまず、精神医学自体が診断基準を拡大し、流行を生み出しているという点がありますが、二番目には、教師に「教科を教える」という能力はあっても「人を育てる」という能力が乏しくなっているという点です。
それによってADHDの子供たちは、ただの落ち着きのない問題児→病院で診断を勧奨→薬で落ちつかせるよう保護者に働きかける、という流れの中に置かれることが多いのです。
当然、子供たち自身は薬は飲みたくないのです。
ADHDの子供たちがもっとしてほしいことがあります。それは親や教師に「もっと良いところも見てほしい」ということです。そこで今回はADHDの子供たちの良いところを列記してみましょう。
・行動的
・リーダーシップ要素が高い
・元気
・疲れ知らず
・積極性が高い
・新しいことには進んで挑戦する
・頭の回転が早い
・アイデアをたくさん思いつく
・創造性が高い
・感受性豊か
・共感力がある
・物知り
・興味が広い
・探究心がある
・どんな人とも積極的に会話できる気さくさを持つ
・時間を忘れて好きなことに没頭できる
・突出した強い個性を持っている
・瞬時の判断力がある
・少ない材料で物事の核心をつき本質を掴む
・天才肌
・人間性が凄い
・ムードメーカー(ふざけすぎる性格)
本来はこんなに豊かな良い面を持っているのです。ただそれを「うまく生かす(活かす)ことができない」だけなのです。
どうすればうまく生かせるようになるか?本来、それを教え育てるのが「教育」ですが、英語や算数しか教えることのできない教師が増えています。
最近わたしは、これからそんな教師を支援する仕組みを考えていきたいと考えているところです。
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