生き方モデル

豊かさへの近道

 豊かさへの道を探して旅をする・・・案外聞こえのいい言葉ですが、あれでもない、これでもないと探し回ったりすることだと思っているとうまくはいかないものです。豊かさへの近道は、あなたに与えられた自分の人生の目的に気づくことから始まります。それはどんなことなのでしょうか?

 与えられた人生の目的(自分の使命)が何かを知りたい人の中には、何か遠くの未来に思いをはせ、壮大なことを探そうとするような人もいるでしょうが、案外、今、自分に与えられた目の前のことをしっかり責任を持ってやることが、現在の使命である場合が多いものです。

 まず、最低限でもいいから今日一日のやるべきことをやる。そのような自己管理ができておらず、現実逃避の傾向が強くなると自分に与えられた目の前のことから離れ、あれこれ考え悩むばかりになったり、あてもなく自分の探しの旅に出ようとするような状態に陥ります。

 そのような状態に陥ると、今、与えられている小さいけれど大事なことに手を抜くことになります。

 本人以外、誰がどうみても、今それをやることが使命だと分かるようなケースでも手を抜いてしまうことになります。

 手を抜くことで間違いが多くなったり同僚や周りの人が離れていくので、今の仕事や環境や、そして自分が嫌になってきます。

 これは、本人以外、誰が見ても「的外れのスパイラル」になっているのが明白であり、使命から遠ざかり、貧困を招くことになります。

 使命とは天とともに歩むことが基本中の基本であり、これは例えば、あの松下幸之助さんなどがおっしゃる天に生かされているという感覚の先にある、人としてとても大切な概念です。

 使命が何か分からないと思ったらまず、目の前に与えられていることをしっかりやることからスタートすると、それまで自分に見えてなかったいろいろなものが見えてくるものです。気づきが増えるのです。

 小さいことに忠実な人は、大きなものを任せさられます。

 小さいことに忠実ではない人は、与えられているものですらも失っていきます。

 天が見ていることは、大きなことをしようとしているかを見ているわけではなく、小さいことに忠実かどうかを見ています。

 そしてさらに、天が見ていることは愛が動機かどうかです。愛が動機であれば良い結果となります(良い実を結びます)。

 使命は見えないところにあるのではなく、まず目の前の小さいことに忠実になること。それが、大事な使命への第一歩であり近道なのです。