生き方モデル

真の豊かさへのセンサーの使い方

 多様な生物たちには、我々人間にはない数多くの能力が備わっています。獲物など他の生き物を感知するセンサー、地震を予知する能力、渡り鳥が自分の行き先を知る能力…人間の感覚からは想像もできない、動物たちの驚くべきセンサーの数々です。さて、人間はどうでしょう?

 じつは人間にも素晴らしいセンサーが与えられています。以前の投稿で人間のセンサーについて書きました。知性や感情や理性などだけで理解することはできないものに対するセンサーのことです。
 心や頭で理解できなくても、とりあえずそのセンサーを使ってみることで気づきの扉が開いていき、さらに大きな気づきを求めてセンサーは自然に作動開始していくものだと書きました。

 その扉を開き作動させていくための、誰にでもできる一番かんたんで有益な方法はなんだと思いますか?

 それは単純なことです。「行動するより前に祈る」「何かをする前に祈っておく」ということです。何かをしてから結果を祈るものではないのです。

 多くの人は不安を持ちながらも(実はそれにさえも気づかずに)何かしら行動してしまいます。あるいは石橋を何回も叩いて渡るという人もいます。あるいは無理に良い結果に向けてイメージトレーニングのようなことをする人もいるでしょう。しかしこれも本質的に違うのです。

 大切なことは、先に祈り・願い、そしてあとは「委ねる」という感覚です。天を信頼して委ねるという感覚なのです。もちろん取るべき行動とは自分の責任をまっとうすることなんですが、やることをきちんとやったらあとは委ねてお気楽にという意識が大切です。

 さて、しかしながら、人間はうまくいったりうまくいかなかったりすることも知っています。これも以前に書いたように実際には良い種(たね)を蒔けなかったり、時が満ちていなかったり(タイミングが悪かったり)だけなんですが・・・。
 そしてそういう場合にはもちろん自分に対する批判や非難に出会うこともあるでしょうが、その時に大切なのが「謙虚でいる」ということです。そのことでくれぐれも人間同士の争いに巻き込まれないようにするということです。

 つまり、まとめると下記のようになります。

1、行動するより先に祈る・願う
2、自分の役割を果たす
3、天に委ね、お気楽さ(楽観性)を持つ(同時に、批判や非難には謙虚でいる)

 ことわざに「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、これもじつは逆が正しいのです。「天命を知って(それを受け取って祈り願って)人事をつくす」そしてあとは「お気楽に!」です。