
私は子供の頃、ある2学期の終わりに担任の先生に「なぜ正月はおめでたいのですか?」としつこく質問した記憶があります。その時その先生は笑って「天一郎くんらしい質問だわね~」と笑っているだけで答えてはくれませんでした。
この「らしい」という言葉は、私が「無邪気」という良い意味ではなく、「ひねくれている」という意味だったらしいのですが(笑)、、、それはともかく、問題解決能力が高い人、クリエイティブな人には、子供のころの無邪気さを維持している人が多いといわれます。
この無邪気さの一番の根源は「好奇心が旺盛であり、新しいものに興味を持ち、常に、何故と考える」ということであり、頭は筋肉と同じで使えば使うほど良くなるそうです。年齢とは関係ありません。頭の回転の速さは、脳細胞のネットワークがいかに密になっているかであり、密であるほど、頭の回転は速くなります。常に何故と考えることが頭を鍛えます。
頭を使うには、常に何故と考えることが大切ですが単純に、何故と考えるだけではなく、まず何故を考える前の事実からスタートすることが必要です。
たとえば、パソコンが立ち上がらない。これは、「パソコンのスイッチを入れて常に立ち上がらない」なのか「パソコンのスイッチを入れて時々立ち上がらない」なのかによって、何故と考える領域が全く違います。
パソコンのスイッチを入れても常に立ち上がらないのは何故か?
・電源ケーブルが外れている
・電源が壊れている
パソコンのスイッチを入れると時々、立ち上がらないのは何故か?
・OSが壊れている
・ドライブが壊れている
このように、前提条件・事実を確認することが大切です。現状をきちんと把握せずに、何故と考えても、間違った方向にいくことになるからです。
さて次に、何故と考えることが大切ですが何故と考えることを目的にしてはいけません。
つまり、何故と一回考えただけでは考えたうちに入りません。きちんとした答えを得て対応策に至るまで何故を繰り返す必要があります。目的はあくまでベストな対応策にたどり着くためだからです。例えば、
何故、迷惑メールが多いのか?
→サイトにメ-ルアドレスが露出しているから
何故、メールアドレスが露出しているのか?
→サイト作成の外注が、メールアドレスを露出させてページを作ったから
何故、外注がメールアドレスを露出されたか?
→サイト外注時に指示書を渡してないから
何故、外注への指示書がないのか?
→社内にサイト作成マニュアルがないから
何故、サイト作成マニュアルがないのか?
→担当者が、作成してなかったから
何故、サイト作成マニュルを作成しなかったのか?
→それが、大事な仕事だと思わなかったから
何故、マニュアル作成が大事な仕事だと思わなかったのか?
→マニュアルを作成しないと、どんな問題が起きるかイメージできなかったから
このような何故の繰り返しから導かれるベストな対応策は、次のようになります。
早急に、サイト修正およびその他の対策が必要だと認識。
サイト作成マニュアルを完成させ、社内と社外に周知する。
他にも社内でマニュアル化ができてないものを全て完成させる。
社内のマニュアルや業務手順を全て見直して、見える化・標準化を進める。
それを大事な仕事だと再認識する。
将来発生しそうな問題を調べておく。
何か問題が発生したら、その都度必ずマニュアルに追記しておく。
このようなプロセスを経て、具体的な対応策、問題解決の精度を向上させていくことが出来ます。その時、わたしのようなひねくれ者としてではなく(自分ではそう思っていませんが)、無邪気に、好奇心を持って、遊び心で仕事を楽しめれば最高なのです。
コメントを投稿するにはログインしてください。