
最近、当院では各課長さんたちに、自分の部門の問題点や課題を出してもらい、会議参加者全員のチームでその解決策を見つけたり、実現可能性を高めるための助言やアイデア(「だったらこうしてみたら」)を提案していく練習をしています。おいおい、今頃まだ練習かよ、と突っ込まれると返す言葉もありませんが、正直に言います、今年度から始めました。まだ練習レベルです。しかし、これも大事な訓練です。
それはさておき、一般論としても大事なことは、なにか課題や問題があるとして、その本質をわかっているかどうか、問題の本質を見つけられるかどうかが大切です。物事の本質を見る目が養われていくと、解決も早くなり、あるいは人の話を聞いたりする時にも、それが本質からズレている、あるいは的外れかどうかを見分ける力がついていきます。見分けることができるということは、混乱が取り除かれてきているということになります。
しかし、そうなる人と、なかなかそうならない人の違いは、いろんな物事に対して「何故」と考えながら生活したり、仕事をしてきたかどうかです。なぜと考えない人は、自分で自分を教育する基礎ができていないことと同じです。そういう人の思考パターンは「なぜ○○なのか」ではなく「○○するにはどうしたらいいか?」ばかりです。なぜと考えない人は、的外れになりやすいです。たとえば、
的外れの例
今やっている仕事が何のためやっているのかわからない
何を目的に、文章を書くのかわかってないので内容がズレている
何を目的に、会議をするのかわかっていないので質問や発言ができない
大きな視点で見ることができないのでどこがポイントがわからない
普段、言われた範囲のことしかできていないので想像力がない
こうなってしまわないように、普段から積極的に、なぜと考えることが大切なのですが、なぜと考え、解決策がわかっても次に、行動できないと何も変わりません。
たとえば、こんな話があります。あるトップ・セールスマンが、自分のノウハウを講演で話した時の受講者の質問「あなたのノウハウを実行するライバルが増えたら、困りませんか?」に対する返事は次のようなものでした。
「受講者全体の人数を100人とします。そのうち実行しようと思う人80人(全体の80%)、実際に始める人16人(その20%)、継続する人3人(その20%)。だから私は何も心配していません。むしろ継続してくれた人とは友達になりたいです」
つまり、単にノウハウを知っただけでは受講者全体の3%程度しか実を結ぶ結果が残せないと見切っているのです。この割合が、正しいかわかりませんが、ほとんどの人が素晴らしいノウハウを聞いたとしても実行しないのは確かです。
実行しようと思っても実行できる人と実行できない人の違いは「考え方」の違いです。行動と思考は別物ではありますが、行動するかどうかも思考(考え方)によって変わります。これもマインド・セットの違いと言っても良いでしょう。
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