総論

ジョージ・カーリン風に現代社会の混乱について

 ビルは高くなる一方だが人の気は短くなる一方。高速道路は広くなったが人の視野は狭くなった。お金をじゃんじゃん使っても結局得たものは少なく物を買っても楽しみは少なくなるばかり。家は大きくなったが家族は小さくなり、生活は便利になったがなぜか忙しい。学者は増えたが識者は減り、プロフェッショナルが増える一方で問題は一向になくならない。

 薬は増えたが、病気はなくならない。思いどうりに飲んで食べて消費していても笑うことはほとんどないし、夜更かしして朝起きた時にはすでに疲れている。情報は増えたがネットや携帯ばかりで読書や祈りや気づきはめっきり少なくなったし、誰とでもつながれるのに結局みな孤独。たくさん物があっても物の価値は目減りするばかり。愛することが減って憎むことばかり。宗教は増えたが結局は我が組織の繁栄のため(的外れ)に信者を増やす。生計の立て方は学んだが生きることを学んでいない。

 寿命は伸びたが真の意味で生きてなどいない。月まで行けるようになったのに隣人とはトラブルばかり。外側の世間でうまくやれても私たちの内なる世界は不安定。これまで社会は大規模なことを成し遂げてきたが本当に善いことは未だ達成されていない。たくさん文章(記事)を書いているのに多くを学ばず、計画は立てても成し遂げられていない。急ぐことばかりを覚え、待つことで成すことを忘れた。どんどんコピーを生みだすが偽物ばかりで本物は極めて少ない。ファーストフードで消化は遅く体はでかいが人格は極めて小さい。共働きで収入が増え、見た目ばかり良い家が増えたが中身は空虚で寂しい。健康食を食べて安心して過食し太った体を持て余し、死に急ぐため多量の薬を使用する。

まだまだあるとは思うけど・・・・2000年以上前に、人間は覚醒した意識を持ち始め、一部の人々は本質的で普遍的な気づきを得たはずなのに、人の生き方は本質的にはまだ混乱の中にいるというのが分かる。