
多くの患者さんが悩みを抱えています。それは病気になったことで生じた悩みの場合もあれば、病気になる前から悩んでいてそこに何らかのストレスが加わり生じたものもあります。
また、心の病ではない人であっても、人生がうまくいかず、アップダウンを繰り返すという悩みを抱えている人はたくさんいます。そのような悩みから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか?今日はよくある悩みの背景には多くの誤解が潜んでいる、そんなお話です。
さて、よくある悩みとは下記のようなものです。
悩み
1. 今まで好きなことに挑戦しても失敗してばかりした。
2. そもそも自分が何をやりたいのかわかりません。
3. うまくいってると思える時にもいろんなことが不安で心配です。
4. 自分には才能もセンスもないと思ってしまいます。
5. いつもマイナス思考やネガティブな感情が頭から離れません。
6. いくら人が励ましてくれても頑張ろうとしてもまだ勇気が出ません。
7. いろんなものをを信じてみましたが一向に癒やされず良いこともありません。
多くの患者さんはこのような悩みの影響で、自分の人生の中で、一歩前進することが出来ない、あるいは的はずれな方向に踏みだしてしまうことが多いです。
そのような結果に陥る背景には下記のような誤解がある場合が多いです。
誤解
1. 本当は自分は幸せになってはいけないしなれるはずがない。
2. 頑張って努力し行動を変えれば成長できるし問題は解決するはずだ。
3. 薬や病院(あるいは宗教)に頼れば私のこの痛みや苦しみを解決してくれる。
4. とにかく自分の思いに従ってただ自然経過に委ねていればなんとかなる。
5. 私の回復の道のりには終わりがあると信じている。
6. 自分の過去を振り返るのは嫌だし意味が無いからもうやめようと思う。
7. 自分を信じてやりたいことさえ出来るようになればもう助けはいらない。
8. やるべきことをきちんとやってさえすれば必ず回復する。
9. 恥や罪悪感や怒りの感覚が私を正しい方向へ導いてくれるエネルギーになる。
10. 右か左か正しい選択さえ出来れば回復は確実なものになる。
11. 治りたい動機はなんでもかまわない。
12. どうすれば治るかの方法さえ教えてもらえれば(or それはもう分かっているので)必ず回復できる。
これらはすべてある意味で誤解なんですが、このような誤解が、多くの人の回復や、それぞれの豊かな人生への道を妨げていることが多いです。まだほんの誤解のうちはそれを解消することはそんなに難しくないかもしれませんが、それが「誤った信念」として固まってしまうと、それがその人の生き方に影響を与え、人を縛っていきます。
これまでの医療の通説として、心の病の特徴は「再発しやすい」「慢性化しやすい」という常識がありました。
しかしそれは、回復の本質が教えられてこなかったことで生じてきたことであり、そのような医療の古い常識に突破口をあけること、そしてそのことでこの世の中に灯りをともすこと、それが私の使命でもあります。
これからは、「病気になって豊かな人生へと転換していく人」と「病気のせいで前進できずさらに貧困に陥る人」の二極化が進む時代だと考えています。
大事なことは「的はずれな努力に天は味方しない」ことを理解することです。そして的はずれにならないように生きるには、まず「そもそも自分はどういう存在か」を知ることです。
今年は、一人でも多くの人が前者のような生き方ができるように、そのために必要な知恵、その本質を伝えていくこと、そのような活動を展開していきたいと思っています。
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