総論

そもそも医学の始まりは何だったのか?

 ヒポクラテスは西洋医学の父と呼ばれ紀元前400年頃に活躍した人である。彼は、病気というものは神々の罰などではないものと迷信的な理解や呪術から切り離し、臨床と経験そして倫理性と客観性を重視する立場をとり、後の世に大きな影響をあたえた。
 一方、その時代から数百年後に登場し、キリスト教誕生のきっかけとなったイエスは、信仰の力によって多くの病人を癒し回復させたとされる。イエスが起こしたとされる奇跡をすべて現実と見ることには慎重さが必要だが、少なくともヒステリー性の疾患(例えば解離性の混迷として仮死であった人を蘇らせたり、転換症状としての心因性盲目の人が眼が見えるようになったりなど)に対して、実際に症状を改善してみせたことは多かったのではないか?と考えられる。

 この二人の人物が生きていた時代、そしてその生き方、そしてその意味は何だったのか? この二つのことから何が言えるのか?まずそれを考えることからこのブログをスタートしよう。